Kintsugi Linkのこと

Kintsugi Linkではサステナブルな環境にも貢献できる、本漆、自然の材料を使用した丁寧な再生を志しています。時間も手間もかかりますが、研ぎ澄まされた美しさを持つ伝統技法の金継ぎを手掛け、新しい魅力をプラスして修理、再生を行います。

生活スタイルや用途を考え、持ち味を生かした自然派の金継ぎの魅力を多くの人に知ってもらい、一緒に楽しんで行ければと考えています。

Kintsugi Link主宰 坪田由美

略歴

  • 奈良県出身 東京都在住
  • 大阪外国語大学(現大阪大学)イタリア語学科卒業後、文化服装学院 服飾科卒業
  • MDプランナー、デザイナーとして勤務後、百貨店ライフスタイル研究部門でファッションディレククターや、衣食住のライフスタイルディレクターとして執務
  • 修復専門家から金継ぎの基礎を学び、漆芸家で日本工芸会正会員の築地久弥氏より蒔絵、漆芸を学ぶ。
  • 漆の不思議な魅力に夢中になり、2019年よりKINTSUGI LINKを主宰
  • 2022年よりオレンジページのコトラボで金継ぎ講座を担当、2023年より白金で金継ぎ教室を開く
  • 2024年外国人向けの英語による金継ぎ1日体験を開始、バンコク髙島屋にて金継ぎワークショップを開催


いま、思うこと

パリやミラノコレクション、そしてメゾンドオブジェやミラノサローネなどバイヤーと世界を回る機会に長年恵まれたこと、モノを見る審美眼が鍛えられたことは大変な幸運でした。

その経験から、金継ぎにもライフスタイルや用途にあった方法や仕上げを選択することはとても大切だと考えています。例えば毎日使う白い食器は丈夫でお料理が映えるすっきりしたシンプルさ、蓋ものは隙間なく閉まることなど、使い勝手や用途を考え、器の持つ風合い、色、形状など元の魅力も最大限に活かして、さらに魅力的になるよう仕上げたいと考えています。

ライフスタイルを考えることとクラフトの世界、どちらも私にはとても心惹かれることでライフワークだと感じます。

長期の海外出張も頻繁に
金丸粉で元のラインと合わせて磨き仕上げ